一目見て誰もがマルツ工房の商品だと分かるように。子供や年配の方が見ても 手に取り易い。シンプルかつキャッチーでユニークなデザインを心がけています。 たしか一番最初の商品は南部鉄瓶の「ナンブ」。次が「イシワリ」。その後に「フンカ Tシャツ」が登場します。 どうしたら目につくか‥ どうしたら全ての年代の人が気になるデザインになるか‥ それがマルツ工房オリジナル商品のコンセプトです。

デザインど素人だった私が編み出した「いいもの」を作る秘策

センスが良かろうが悪かろうが、いいモノは誰が見ても「いい」と感じるはず。 ヒットする曲は誰が聞いても「いい」と思うはず。それには何か法則みたいなものがあるはずだ。と考え、私が 編み出した秘策が‥思いついたデザインはとにかく並べて目に見えるようにして、何十とあるデザインの中でパッと目について、心にポジティブな印象を残した物を数点選ぶ。それをまた配置や色を1mm単位、1%単位で変えて何十も作り、一旦忘れてまたパッと見てポジティブな物を数点選ぶ。 その作業を延々と繰り返していると、ある日これだなと腑に落ちる瞬間が来る。 そんな途方も無い作業を繰り返して作品を作り続けています。何週間もかかったり半年掛かったのもあるし、稀に 15分で出来ちゃう作品もあったり。(主にオリジナル商品)そうやってど素人なりに完成度を高めて来ました。 これが一番間違いない気がします。

マイナーなモノに光を当てる

岩手県を題材にしたデザインに関しては、先輩方がすでにやってるデザインではなく、あえてマイノリティなアイテムを選び、それに光を当てて新しい岩手県の面白いアイコンとして、町興しに繋がればいいなという思いがありました。 その当時はあまり注目されていなかった盛岡天満宮 狛犬、ホヤ、南部潜り、おどで様、縄文の遮光器土偶、 ほっかむりのおんずさんなど、新しい岩手のアイコンを産み出せれば‥という私の願いが込められています。 「岩手をもっとメジャーに!」 それがマルツ工房の使命かもしれません。

ホヤ

実はこの仕事をするまでほとんど知ることもなかった
「ホヤ」
たまたま三陸居酒屋の「きりや」さんとお酒の席でホヤの話になり‥「マルツさん、知ってますか??ホヤって必ず頭にプラスとマイナスの突起があるんですよ」と教えてもらい、あまりの衝撃にその場で絵を描いてみんなで大笑いしてこの作品が出来上がりました。 その絵を描いた時に「これはイケる★」と手応えを感じたのを思い出します。

南部潜り

普段サーフィンでもお世話になっている洋野町。
そこで有名な「南部潜り」
最初見た時、そのルックスに「宇宙飛行士か??」と、これまたピーーーン!と来て「これはイケる!」と思いました。ウニやヒトデがお星様に見えてきた。 あまりにインパクトがあって面白すぎるその外見。私にはたまらなくキャッチーで衝撃的。岩手県はとにかくこういう面白いモチーフが多くて観光の宣伝するにはもってこいの逸材ばかりです。

盛岡天満宮の狛犬

この仕事を始めてすぐの頃に友達から教えてもらった
「盛岡天満宮の狛犬」
。 最初見た時は「冗談か?」と思ったぐらいの激ユルの フォルム。果たしてこれを作った人は本気だったのか フザけてたのか‥ 本当にどっちか分からない程のエキ セントリックなそのフォルム。 「これが世の中にしれたら日本中パニックになる!」 これは凄い物を発見した!と興奮したのを思い出します。

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